補助金審査の「不都合な真実」|なぜ良い事業でも落ちるのか?
- 時間をかけて書いたのに落ちる
- 何がダメなのか分からない
- 制度は理解したが通らない
現場で最も多いのは、「もったいない不採択」です。
商品は良い。事業も成立している。
それでも落ちる理由はシンプルです。
審査項目に対して、正しく答えていないからです。
補助金は融資ではありません。
「返せるか」ではなく、次の4点で機械的に採点されます。
| 評価軸 | 審査の中身 |
|---|---|
| 政策適合 | 制度の目的に合っているか |
| 実現可能性 | 実行できる体制か |
| 成長性 | 売上・利益に繋がるか |
| 経費妥当性 | 金額に根拠があるか |
ここに答えていない計画は、どれだけ書いても点数は入りません。
結論|2026年は「制度適合+記入精度」で決まる
2026年は制度自体は継続ですが、特に創業型は「1年以内」に要件が厳格化されています。
つまり重要なのは次の3点です。
- 制度に合っているか
- 審査項目に答えているか
- 曖昧な表現を排除しているか
これだけで結果は変わります。
準備物リスト|ここで止まる人が多い
| 区分 | 内容 | 判断 |
|---|---|---|
| 必須 | 経営計画書・補助事業計画書 | 審査対象 |
| 必須 | 決算書または確定申告書 | 直近1期 |
| 必須 | 通帳コピー | 口座確認 |
| 必須 | 従業員数資料 | 要件確認 |
| 任意 | 賃上げ関連資料 | 加点用 |
⚠️ 書類不足はその時点で終了です
実録|審査で点が入る書き方(そのまま使える)
① 必要性・政策適合
NG:
「売上が下がったのでサイトを作る」
OK:
「高齢顧客の来店減少に対し、EC導入で非来店購買を可能にする」
→ ポイント:自社都合ではなく社会課題に変換
② 実現可能性
NG:
「SNSで認知向上」
OK:
「Instagram週3投稿、動画月4本。代表が運用、従業員Aが制作担当」
→ ポイント:誰が・いつ・どれだけ
③ 成長性(数字)
NG:
「売上増加が見込まれる」
OK:
「単価3万円 × 月10件 × 12ヶ月=年間360万円」
→ ポイント:必ず計算式で書く
④ 経費の妥当性
NG:
「設備一式 300万円」
OK:
「本体250万・設置20万・研修30万(相見積3社)」
→ ポイント:分解+比較
差し戻し回避リスト
| ミス | 原因 | 対策 |
|---|---|---|
| 体制が弱い | 一人で全部やる | 役割を書く |
| 数字がない | 感覚で書いている | 計算式にする |
| 経費が雑 | 一式表記 | 分解する |
| 政策ズレ | 自社都合のみ | 社会課題に変換 |
進めない原因と対策
| 問題 | 原因 | 解決策 |
|---|---|---|
| 手が止まる | 完璧主義 | 仮入力で進める |
| 薄い内容 | 抽象表現 | 数字に変換 |
| 修正地獄 | 構成ミス | 審査軸で再整理 |
📌 現場では「あとで直す前提」で進めます
WGCの視点|採択される人の共通点
「誰の課題を解決するか」を1行で書いている
例:
「来店困難な高齢者の購買機会を確保する」
これだけで、政策適合の評価が一段上がります。
まとめ|まずは自分で進める
- 審査項目に答える
- 数字で書く
- 曖昧を消す
これだけで「落ちる計画」は回避できます。
途中で詰まったときだけ相談すれば十分です。